The 3rd. ..........なべてこの世はこともなし

 沖縄移住17年のゲイが垂れ流す身辺雑記,気になる記事,ノロケ,過去旅話。

No.6258:巡り合わせの良かった3年ぶりのバストリップ(9)

 二の曲輪の際から見下ろすと,ちらりほらりと観光客らしい人々の姿が城跡の入口あたりに。
 人が多くなる前に出ちゃおう,ということで,上がってきたのとは反対側の階段を降りて三の曲輪へ。すれ違った観光客に軽く会釈をするか〜つ。こーゆー見知らぬ人にも礼を欠かさないところが,好き♪
 四の曲輪へ降りる例の見事な曲線の階段では,親子連れのグループとすれ違った。小3?4くらいの男の子たちが,緑の斜面から階段の石壁を乗り越えて次々と入ってくる。斜面の中には拝所も点在してたりするので,別に立ち入りが禁止されてるわけではないようで。

 「まあ,ひょいひょい身軽に・・・」
 「元気だねえ」
 「・・・まことに」

 ほらほら危ないよ,と乗り越えてきた子に注意していたお母さんに「おはようございまーす」と挨拶して,すれ違う。どうやら観光客じゃなくて,地元の人たちみたいね。
 ん?
 男の子たちの最後の一人が,なかなか石壁を乗り越えられないでいる。どーしたんだ?

 「あーそれはちょっと無理でしょ」
 「なんで?」
 「ほら・・・」

 よく見たら,左腕にギプスをして三角巾で吊ってる。自分の肩くらいの高さがある壁だから,そりゃ無理だわ。お母さんも,下に回ってから上がっておいで,と言ってるんだけど,自分も何とか他の子のように乗り越えたいらしい。あーでもないこーでもないと奮闘してる。
 この難関を乗り越えた時,彼には一つ新たな扉が開けるのであろうか・・・なんちて。理詰め派な僕は,お母さんの助言通りさっさと迂回したら?と思うのであります(苦笑)

 「んじゃ,まずは休憩所に行きましょ」
 「どうやらオープンしたみたいね」

 というわけで,最後に振り返って勝連城の姿を眺めてから,道路を渡って休憩所へ。
 建物脇には,勝連城の主・阿麻和利と百十踏揚(ももとふみあがり:尚泰久王の娘で阿麻和利の妻)を描いた等身大パネル。勿論,顔の部分が刳り抜かれている記念写真用ですな。ちょうど小さな女の子が阿麻和利のところから顔を出そうとして四苦八苦。その年齢でジェンダーを越えようとするとは,頼もしい(笑)
 広い駐車場は,まだ閑散としてはいるものの,来た時よりも車が増えてる。入口にはほぼ開店準備の整った貝細工の露店のおっさんが,にこにこ。・・・すんません,県外からじゃないんで,特にお土産物にはきょーみないんです(苦笑)

 休憩所内には,勝連城や勝連半島を紹介するパネル,出土した遺物の一部などが展示されて,訪問者の知的興味を満たすと共に,狭いながらもうるま市物産の販売コーナー「うるま〜る」もあって物欲を刺激。

 「あーあったー!」

 飲み物の冷蔵コーナーでか〜つが目敏く見つけたのは,タンカンのジュースボトル。シークヮーサーの酸味の強いジュースはよくあるけど,タンカンって意外に少ないのね。
 ちなみに,津堅島特産のニンジンを使った橙色の「津堅にんじんサイダー」ってのもあったけど,タンカンの魅力に負けたのでありました。

 「それじゃ,ワタシはこちらを・・・」

 僕が目を付けたのは,「とろろ焼 完熟パパイヤあんサンド」と銘打たれた,丸いお菓子3個入りのパッケージ。
 和風な名前とは裏腹に,ひび割れたブッセ風の姿に興味を惹かれたの。

 それぞれお会計して,広い畳敷きの休憩スペースへ・・・って,なんじゃこりゃーーーーっ!



Google Map




スポンサーサイト
  1. 2017/05/26(金) 00:50:35|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.6251:巡り合わせの良かった3年ぶりのバストリップ(8)

 一の曲輪,北側の眺めを撮ろうと,ウェストバッグから取り出したiPhone。
 待機状態から復帰させようとホームボタンを押しても,なぜか無反応。
 はてな? 押し方が足りなかったかな? グイ。・・・画面は黒いまま。
 えーいしょうがない,電源ボタン長押しで強制シャットダウン。はい,さっさと起動してよね・・・って,おい,どうして君はうんともすんとも言わないのかな? もっかい,強制シャットダウン,電源再投入・・・ありー???

 「どうしたとー?」
 「・・・ん〜,写真撮ろうと思ったら,iPhoneがごねてる・・・;;;」
 「え???」

 眺めを楽しんでいたか〜つが,突然の事態で挙動不審になった僕に気づいて,声をかけてきてくれたけど・・・彼はAndroid使いなので,心配するしかできないというね。

 「うーむ,何が起こったんだろう???」
 「大丈夫とー?」

 正直,iOS機器は使いこなしてるとは言えないレベルなので,電源再投入以上の対処法がよくわからん。

 「電源入れ直しても,ダメなんだよね_」
 「そ。これで4回目」
 「どうするー?」
 「まあ,今現在使えない状態なんだから,しょうがないでしょ」

 親身に心配してくれるか〜つに対して,当事者のくせに妙に醒めてる僕。

 「まあ,帰ってから,新都心の買ったショップに見せてみるわ」
 「あ,そうだ。近くのソフトバンクショップで見て貰えば?」
 「その手もあるけど・・・せっかくの久々バストリップが横道に逸れちゃうじゃない」
 「そんなの全然問題ないしー♪」

 そうだった,か〜つも立てていた予定に対して割と柔軟に変更対応できるタイプだったんだっけ。良かった似た者夫夫で(笑)

 「どうせまだ早くて開いてないだろうから,下に降りてから自分のケータイでどこにあるか調べてみるね」
 「ありがとーございま〜す!」

 というわけで,写真を撮るのはきれいさっぱり断念して,北側の眺めを楽しむ僕。
 丘陵の足下から少し離れたところに,小さな牛舎。四角い運動場?に黒っぽい牛たちが出ている。体格はあまり大きくないから,闘牛用じゃないよね,多分。
 牛は母方の祖父様の家で飼ってたから,割と親近感があるので何気なく見てたら,そのうちの1頭がもう1頭の後ろに乗りかかって・・・交尾かーい! 幸い?気分が乗らなかったのか,それともお断りされたのか,すぐに降りたけど。あーん,僕もか〜つと交尾したーい(核爆)
 ・・・いかにも春な光景(笑)も見たことだし,そろそろ降りますか。

 二の曲輪に降りる道は,どちらともなく木の階段。万が一足を滑らせたらとっても痛いと二人とも思ったのは,無意識に年齢を考慮してるんだろうなー(苦笑)

 「iPhone,まだダメ?」
 「そのようで・・・」

 並んで降りながら,か〜つが心配して聞いてくる。
 僕の方は,起こったことは起こったこととしてしょうがないと見切りをつけて,それ以上はくよくよ気にしないのだけど。

 「Hiroshiくん,スゴイです〜。自分だったら,ずーんと落ち込むか引きずっちゃうよー」
 「んにゃ,か〜つの方が普通なんで,自分はスゴイんじゃなくて,単に変なだけ」

 ・・・自覚はあるのよ,自覚は(笑)

 「ごめんねー。こーゆー身も蓋もない言い方しちゃって。これだから,論理人間は;;;」

 ・・・自覚はあるのよ,自覚は(爆笑)

 でも,か〜つは「そんなことないよー」と,笑ってくれる。こういう包容力があるというか,寛容なところも,好き(ハイ,ここ惚気ですよー)
 その後,か〜つがポツリと一言。

 「・・・もしかして,さっきのアフリカマイマイの祟り,とか?」

 「祟り」などというものを全く信じておらず,頭のどこにもそんな考えが存在しなかったので,目が点になりかけましたがな。
 ま,それはそれとして,僕自身は法然上人に蹤き従う宗派なので,一応,殺戮の後は供養のために心の中でお念仏唱えてるんだけど・・・か〜つが気になるようなら。
 というわけで,木階段を降りながら,二人して「ナマンダブナマンダブナマンダブ・・・」と10回ほど唱えたのでありました(ちなみに,か〜つは別に浄土宗とか浄土真宗とかではないと思う,というか日本人によくある「無宗教」? 笑)。



 ところで。
 後からよく考えたら,iPad miniも持ってきてたんだから,とりあえずそっちで写真撮れば良かったのに。すっかり読書端末専門機になってたから,カメラ機能があること自体を完全に失念してたというね(笑)



Google Map




  1. 2017/05/21(日) 01:04:33|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.6247:巡り合わせの良かった3年ぶりのバストリップ(7)

 では,一の曲輪を散策。
 と言っても,この曲輪には城壁とところどころに残る石,御嶽以外には何もない。丘陵の頂上を平らに削って整えたようで,説明板によると,発掘調査で瓦や青磁の破片などが見つかっており,宝物殿のような建物があったんじゃないかと。おもろでも京都や鎌倉に喩えて歌われているように,その昔の勝連は交易で栄えていたので,阿麻和利さん,相当貯め込んでたと思われます(笑)
 また,唐草模様を浮き彫りしたアーチ石が見つかっているので,この曲輪は他の城のように城門が石造アーチになっていたらしい。そのうち復元できるといいねえ。

 自然石の石組みで囲まれた穴と岩から構成される遺構が,曲輪真ん中より城門側にぽつんと。これが玉ノミウヂ御嶽。ただし,城が健在だった時代には,この岩は建物の基礎だったとされている。つまり,この上に宝物殿的建物があった?
 御嶽になったのは勝連城が廃絶してかららしく,後になって村の住民たちが聖地として祀ったということだね。思うに,城内の他の御嶽も,殆どがそうなんじゃないだろうか。二の曲輪のヒヌカンも,壮麗な建物のすぐ背後で殆どスペースがないという位置関係からして,阿麻和利当時に祈りの対象になっていたのかどうか,僕自身は疑ってたりする。久高島などと違って僕のセンサーがこの城で働かないのも,廃絶後に聖地にされたというところに理由があるんじゃなかろうか。
 歴史的に城が要衝として使われていた時代と聖地としての御嶽,拝所が並行していたとは限らないと思うのだけど,その辺り,他の城の説明板などでも曖昧なことが多くて,きちんと歴史像を理解する上でもはっきりさせて欲しいなあ,と。

 そんなことを考えながらちらりと背後を見ると,か〜つは城壁に沿ってぶらぶらしながら,眺望絶佳を楽しんでいる。ので,僕もご一緒♪
 雲の切れ目から中城のあたりには薄日が射していて,相変わらず霧が絶え絶えに流れる下の曲輪の方向とは対照的。変化を好む性格としては,こういう眺めは飽きがこなくて好きです(笑)
 城壁自体は,今は腰の高さくらいしか残っていないけど,石造アーチ門があったということは,本来はその高さまで組み上げられていたんだろう。ということは,阿麻和利の時代にはもしかしてこんな360°の素晴らしい眺めは,楽しめなかったのかもしれないねえ。
 それにしても,岩盤を削平して,えんやえんやと石を運び上げて,形を整えて綺麗に積み上げて・・・人の営みという奴には頭が下がりますわ。

 手をつないでぐるりと巡ってると,爺様コンビが上がってきた。ハイ,友人ぶりっ子開始〜。いや,別に見知らぬ人たちだし,そのままでもいいかな,と僕などは思っちゃうんだけどね(笑)
 じゃ,ちょっくら北方向の眺望でもiPhoneで,と取り出したら・・・異変が!


勝連城跡
一の曲輪の玉ノミウヂ御嶽。

勝連城跡
中城湾を望む。眺望絶佳。
Google Map




  1. 2017/05/19(金) 09:41:13|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.6243:巡り合わせの良かった3年ぶりのバストリップ(6)

 三の曲輪と二の曲輪の間は,人の背丈くらいしか高低差がない。ので,とんとんとん,と木の階段を上ってもか〜つの息は切れない(笑)
 勿論,すぐ横の本来の立派な切石積みの石段を上がっても,構いません。ただ,踏み込み面に微妙な傾斜がついてるので,お気をつけあれ(笑)

 二の曲輪に上がってすぐに目に入るのは,奥行きほぼ全てを使って整然と並んだ礎石。7間×6間の建物,ということになるのかな。礎石の大きさからしても,かなり大きな殿舎だったと思われます。三の曲輪から見ると威圧感,四の曲輪から見上げると壮麗な感じだったんじゃなかろうか。
 これは間違いなく,城主の生活空間などではなく,見せるための政治的空間。実際の生活の場は,四の曲輪や丘の向こう側の東の曲輪,ということになるんだろう。内地の城郭と同じだね。
 そして,この礎石群の四隅にある隅丸方形の石組み。礎石と比べても不釣り合いに大きくて,巨大な飾り柱でも支えていたのか?とも思うけど,中の穴は土のようだから重量を支えるには不向きのようだし。この石組の用途は,未だによくわかってないそうな。この辺が,首里城などとは違って,王府時代に既に廃絶してしまって記録が残らない遺跡の弱み・・・

 殿舎跡の背後,一の曲輪への急斜面との間にウミチムンという火の神(ヒヌカン)を祀る御嶽があるのだけどね。やっぱり何も感じない。中城城跡にある御嶽も,そうだったな。久高島などの御嶽や拝所と何が違うんだろう,と不思議に思ってる僕を尻目に,か〜つはそこらをぶらぶら。
 そう言えば,以前来た時には,このヒヌカンの茂みに巨大な蜘蛛さんがとても丈夫な網をかけてたのに引っかかったことがあったっけ。差し渡し1m半くらいあって,気づかずに顔に当たっても,ぐにん,となっただけで切れなかった。幸い(?)今日は,なかったけどね。
 この近くに,ウシヌジガマ(お凌ぎガマ?)という小さな洞穴があって,説明板には一の曲輪の洞穴と繋がっていて,城主の阿麻和利が落城時にこれを使って逃げ延びたという伝説があると記されていたけど・・・最近の調査で,自然洞穴で行き止まりだったことがわかったそうな。ロマンが一つ消えちゃいましたな(苦笑)

 殿舎跡の基壇に立つと,向かいの丘陵=東の曲輪がほぼ同じ高さ。相変わらず流れてくる霧に,そこにある高い建物が隠れ気味になるので,昔を偲ぶのにはちょうどいい。

 「お陽様が出てないから,暑くならなくてよかったねえ」
 「ほんとほんと。初っ端土砂降りになった時はどうなるかと思ったけどさ」
 「なんか巡り合わせ,いいのかもね〜今年は♪」

 などと喋りながら,か〜つと二人してしばらく眺めを楽しんでると,いつの間にか爺様二人連れが追いついてきたので,二人だけの世界を求めて(笑)更なる高みを目指すことに。
 一の曲輪へも,四の曲輪から上がる階段道と同じように,石の階段がぐるりと旋回するように取り付けられている。ただ・・・その段?は自然石に近い石がごろごろと埋め込まれているだけなので,歩きにくいし,琉球石灰岩の常で濡れると滑りやすい。
 一応通れるようにもなってるけど,安全のため脇に木の階段がちゃんと設置されているので,足に自信のない人はそちらをどーぞ。
 で,アラフィフとぎりぎりアラフォーの凸凹コンビは・・・石の方を登りましたともさ(笑) 並んで行きたいところだけど,幅が微妙なのとどの石を踏めば安全かを見極めるために,身が軽い僕が少しだけ先に。

 「今の石滑りやすいから気をつけて〜」
 「ほーい」
 「足下大丈夫?」
 「だいじょぶだいじょぶ」

 要所要所で振り返り,か〜つの無事を確認しながら(って大袈裟だな 笑)上っていくと,一の曲輪の城壁に取り付いたところで,木の階段が途切れて石階段に合流。ここから先は,このごろごろ道だけ。
 でも大丈夫,少し行けばちょっと平たくなるし,その後一の曲輪に上がるところはちゃんとした石段になってるから。

 「ハイ,着いた〜♪」
 「はー・・・いい眺めだねえ〜♪」

 階段から鍵の手に設けられた一の曲輪の入口で振り返ったか〜つが,嬉しそうに。
 そうだねえ。ここ,標高はそれほど高くないと思うけど,ほぼ独立した丘陵で比高があるから,眺望は「絶景」と言ってもいいレベル。



勝連城跡
礎石よりも大きな石組み遺構。同じものが四隅にある。向こうに見えるのは東の曲輪。

勝連城跡
一の曲輪の際から下を。
Google Map




  1. 2017/05/17(水) 08:06:12|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.6239:巡り合わせの良かった3年ぶりのバストリップ(5)

 城門の石垣は,出入り口共に角はエッジを取って曲面に仕上げられている。曲面好きの僕は,やっぱりさわさわしてみたりするわけで。そしてか~つはというと・・・あ,さっさと向こうに行っちゃった。見放されたか(笑)

 勝連城跡の石垣は,積み方で言うと四角くく整えた切石を整然と積んでいく「布積み」という工法がメインだとか。ただ,目地を通すと現代のようにモルタルなどで接合しない限り,強度に問題が出てくる(地震などの時に目地の部分でずれやすい)ので,外周などは石の大きさをや形を変えて,わざと目地が通らないように組んであるのね。
 でも,この城門に関しては,完全な方形に石を整えてきっちり目地が通されてる。門としての見栄えが重視されたのかね。
 それはともかく。説明板によると,ここには武家屋敷などでイメージされるような形式の瓦葺き城門(薬医門)があったとか。これを下から見上げたら,どんな感じだったんだろうね。
 そうして,振り返って眺めると,中城湾から流れてくる霧にぼんやりと覆われた下界。「下界」と言うほどの高度差はないのだけど,丘陵上に築かれて高みへ高みへと昇るようなイメージの城だから,そんな感じがしてしまう。この城と対になる中城城には,こんな感じはないね。

 ところで,か~つはどこへ行っただ?(笑)
 あ,城壁ぎりぎりのところから中城湾を眺めてる。ほったらかしでスマンスマン。

 「あ,来た来た♪ やっぱいい眺めだよね~」
 「そーだよね。でもさ,前にバイクで来た時にはね,あのあたりの埋め立てはまだそんなに進んでなかったから,もっと海が広がっていて爽快な感じだったよ」

 ホント,びっくりしましたよ,あそこまで埋め立て地が広がってるとは思わんかった。城の立つ丘陵の,ほぼ足下近くまで陸地化してるんだもの。
 産業誘致のためなのはわかるけど,ほどほどにしておいて頂きたいと思うのであります。

 で,また連れ立って三の曲輪を歩いてみる。のんびりしている間に,女性二人連れと,爺様二人連れが上がって来ていたので,ここでも友人ぶりっ子(笑)
 割と広い空間ではあるのだけど,特に何かの大きな建物があったとかいう礎石の痕跡はないね。掘立柱だったのか,それとも上の二の曲輪に建つ建物を強調するために,敢えて建築物を置かなかったとか?
 この三の曲輪内にも御嶽があって,潅木のあるところがそうらしい。・・・ただ,久高島では敏感に働いた(そうしてか~つを驚かせた)僕の「聖地」センサーは,ここでは特に何も感じなかったんだけど。こことは相性が悪いのかな(苦笑)
 って,論理優先の現実主義者なのになんでそんなセンサーがあるのかは,謎です(笑)

 二の曲輪に登る石段の横,二の曲輪の基壇石垣が1mくらい引っ込んでる部分があるのね。何のための切り欠きなのかよくわからないけど,四角くく整えられた石を積む布積み(ただしわざと形を変えて組み合うようにして,強度を出している)部分に挟まれて,自然石をそのまま積んだ「野面積み」っぽい部分が。
 どうも不釣り合いな感じがする。元々はこの部分に二の曲輪の建物が迫り出していたりとか,三の曲輪の何かの構造物があって,見えなくされていたのかもしれないね。

 ま,そんなことはどうでもいいから,も一つ上に登りましょうか。


勝連城跡
三の曲輪城門から外を。この辺りは石畳になっている。

勝連城跡
中城湾側,二の曲輪に続く城壁。一番上は一の曲輪。

勝連城跡
二の曲輪の基壇。石段のすぐ横はこんな風に切り欠かれたような構造になっ
ていて,石積みの違う部分がある。この上に建物が迫り出してたのかな?

Google Map




  1. 2017/05/15(月) 08:53:44|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.6231:巡り合わせの良かった3年ぶりのバストリップ(4)

 沖縄の城跡には,城壁などの遺構以外に祭祀の場所である拝所/御嶽があるのが,純軍事的な施設である内地の城と違うところ。
 さっき覗き込んだガー(井戸・・・といっても,既に水は涸れている)もそうだし,なだらかな草原の中に点々とある茂みも,大抵が拝所っぽい。今回は敢えてそれだけの写真は撮らなかったけど。
 そんな茂みには,誰が植えたのか百合が咲いていて。緑の中にくっきりと白く浮かび上がって見えるのが素敵だねえ,と二人して同じことを言ってる。論理重視の現実主義者v.s.涙脆い人情家という凸凹コンビのくせに,要所要所で感性が一致してるのが不思議。まあ,そうでなきゃこんなに長く付き合ってやしないけどさ(笑)

 それにしても,沖縄の城は城壁の描く曲面がとても美しいね。遠くから見たら,石を積み上げて構成してるとは思えない,柔らかな面を作り出してる。一番きれいなのは,こじんまりとした座喜味城だと思うけど,この勝連城も負けてない。勝連城の場合は三の曲輪に上がる階段道の曲線も見事で,おそらく防御の観点から死角をなくすためにそうしたんだろう。
 以前バイクで来た時は,まだ世界遺産登録前だったな。階段道は剥き出しで,転がった石に苦労しながら上がった憶えがあるけど,今は遺構を傷めないようにその上に木製の階段が設えられている。

 「じゃ,上,行こうか」
 「そだね」

 二人仲良く並んで・・・ついでに,誰も見てないのをいいことに手なんかも繋いだりなんかしちゃったりして,時々キュッと握り合ったりなんかしちゃったりしてー(笑)
 ただね。か~つってば,おデブさんのくせに階段登るのが速いの(歩くのも速い)。そーゆーところはせっかちな性格みたいで,さっさかさっさか上がろうとするのね。僕としては,移り変わる視点を楽しみながらのんびり上がりたいところなんだけど。

 「・・・はぁはぁ」

 で,上がりきったあたりで息を切らしてるというね。

 「おじさんおじさん,そろそろ歳考えた方がいいっすよー(笑)」
 「そーだよね~」
 「気をつけないと,膝にも負担かかるよ?」
 「わかってるんだけどさー(汗)」

 僕らが上がった時,三の曲輪の高さにはちょうど霧が流れていた。城門を構成する,綺麗に積み上げた切石に触れるとしっとりとしている。
 継ぎ目から生えた植物が時を得顔に直立してるのが印象的だなあ,とiPhoneを構える僕。ちょっと離れたところから「何が面白いのかなあ?」と不思議そうに眺めてるか~つ。でも,僕が何かに惹きつけられている間は,絶対話しかけたりして邪魔しない。僕がか~つに注意を向けるまで,そのまま放っておいてくれる。
 ・・・そーゆー気遣いのできるとこ,好き(はい,ノロケ出たー♪)


勝連城跡
点々と見える白いのは百合の花。ジオタグ,城跡の中軸より南を北中城と認識してるらしい(笑)

勝連城跡
三の曲輪に上がる階段道。右手の茂み,香炉らしいものがあるところを見ると,御嶽か拝所らしい。

勝連城跡
三の曲輪入口の城門跡。外側の角は曲面に仕上げられている。
Google Map





  1. 2017/05/12(金) 13:43:42|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.6225:巡り合わせの良かった3年ぶりのバストリップ(3)

 雨はとっくの昔にあがって,と言うか勝連の辺りは殆ど降らなかったらしく,道路は殆ど濡れてない。ただ,空を低く雲が覆ってる状況は変わりなし。

 「良かったね~」
 「ん?」
 「暑くならなさそうで」

 液晶のバス情報表示盤に「次は勝連城跡」と出た。ピンポ~ン♪
 ・・・到着時刻,8時30分。降りたのはうちら二人だけ。バス停のすぐ目の前が城跡入口という,大変利便性の良い遺跡(笑)
 道路を挟んで反対側に設けられている休憩所は,9時からのオープンなので,まだひっそり。
 では,道を渡っていざ城跡へ・・・って,意外なことに,なかなか車が途切れない。絶妙なタイミングで次の車がやって来る。

 「あ,あぶない」
 「わ」

 うちらが来た右手が途切れたので渡ろうとしたか~つ。でも,左手上り坂カーブからまた車が。いやがらせかーい!

 「ハイ,左O.K.」
 「右,O.K.」

 ふざけて指差し確認しながら,無事に渡った二人(ほんま,おまいら歳いくつだ?)
 向こう側の城跡は,人気もなくひっそり・・・と思ったら,早起きな観光客の女性二人組。拝所らしいこんもりした茂みの前で,聳え立つ城壁をバックに写真を撮ってる。どうやら,これで見学終了らしく,楽しそうに出て行った。
 よし,城跡を二人占めできる~♪・・・あ,若い男が一人入ってきた。いやがらせかーい!(観光スポットなんだから仕方ないだろ・・・)
 というわけで,ごくごく普通の友人同士っぽく振る舞う二人(←自己評価)。

 南側,中城湾の方で湧き上がっているのか,白い霧が断続的に流れ込んでくる。遠近感が微妙に失われて,なかなか幻想的になり,か~つも気に入った模様。
 上部が失われた城壁の内部構造を観察したり,ガー(井戸)を覗き込んだりとうろうろする僕とは反対に,の~んびりと雰囲気を楽しみながら散策するか~つ。小石が転がってるものの,草が生えてるので足下は悪くなく,足裏に優しい感触。

 「あ,こんなとこにもいた!」

 声を上げた僕に,か~つが近づいてきた。見つけたのは,例のいてはならない特定外来生物のアフリカマイマイ。僕が唯一問答無用で虐殺する対象(苦笑)

 「ごめんね」

 謝りながら,靴底でぐしゃり。ゴキは1匹見かけたら30匹はいるとその昔CMで言ってたけど,アフリカマイマイはどうなんだろ?



勝連城跡入口
入口・・・ここは金武町じゃなくてうるま市勝連だっちゅーの(笑)

勝連城跡四の曲輪
一番下の四の曲輪を限る城壁跡。

勝連城跡三の曲輪城壁
四の曲輪南側城壁から見上げた三の曲輪。

Google Map




  1. 2017/05/09(火) 00:52:07|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.6221:巡り合わせの良かった3年ぶりのバストリップ(2)

 さて。
 まだバスの時間までは10分くらいある。
 暇つぶしのために,iPhoneにダウンロードしておいた漫画「機械仕掛けの愛」(業田良家)を鑑賞してもらおう。まだ購入してないから,無料提供されている第1巻第1話「ペットロボ」だけだけど。
 サクサクと読み進んで,最後のシーン。・・・じんわり来たらしい。か〜つはこーゆーのに弱い人だから,狙った通り♪
 えーと,この漫画,本気でオススメです。人間に作られたロボットの持つ「感情」。時にそれは人間以上に人間らしかったり・・・各巻1話ずつ無料提供されてるので,是非試し読みしてみてくださいな。僕もそのうち全部ダウンロード購入するつもり。

 それはさておき。
 あ,1台来た。あの色は沖縄バス・・・僕よりも目のいいか〜つは,ずっと手前で「違ったー」。更に続けて2台,具志川行きと西廻り名護行き。もう時間過ぎてるんだけどな。
 いつの間にやら,雨は小降りからやみかけて。降り始めた時と同じ,ポツリポツリの状態に。

 「北の方は雲薄いみたいだし,これなら大丈夫なんじゃない?」
 「だよね〜」

 また来た。今度は東廻りの名護行き。

 「名護行きが続いてるな〜・・・乗っちゃう〜?」
 「ええええええ?・・・すいません,今回は勝連でお願いします(笑)」

 ってなことを言い合ってると,そのすぐ後ろに52番が来てた(苦笑)。車体は最近流行りのノンステップ。長く乗り続ける人はいないと見越してるのか,乗り降りの利便を考えて長距離の路線でもけっこう投入されてるのね。
 幸い,誰もまだ乗ってなかったので,一番後ろの席を二人占め。前席の背の蔭で,おーてーて〜つーないで〜♪(おまいら,歳いくつだ?)

 車窓を眺めながら四方山話。
 そうそう,6月の慰霊の日前後で本業の塾が3日間休みになるので,か〜つは関東に旅行に行くそーです。飛行機チケットは,これまでのお買い物で貯めまくったJALのマイレージで(微笑)
 御徒町のビジネスホテルに泊まって,さてどこへ行くかの相談。未踏の地,福島か静岡?

 「福島なら,東武〜野岩鉄道で。静岡ならJR〜伊豆急がいーんじゃない?」
 ・・・僕がそう勧めたわけは,どちらも特急利用させて,いつぞやの「ゆふいんの森」同様,車内アコモデーションの写真を撮ってこさせようという目論見があったから(笑)
 スマホの乗り換え検索を使って,あーでもないこーでもないとやってる二人。うーむ,昔は時刻表を開いて,ページからページへ渡り歩いて計画を練っていたものだが・・・個人的にはちょっと味気ない。
 でも,か〜つはスマホの画面に表示される駅名や列車から,色々と構想(妄想?)を繰り広げてる。とても楽しそうな顔なので,見ている方も嬉しくなるんだよね。
 構想(妄想)はどんどん広がり,「銚子まで行くのに,Hiroshiなら普通で行く?それとも『しおさい』に乗る?」だの,「新潟行くのなら下りは上越線で,是非とも土合で一時下車してもらわないとねー」だの,収拾がつかない状態に。
 あ,ちなみに土合っちゅーのは群馬県最北端の駅で,下りホームはトンネル内にあって,駅舎には地中の階段を10分ほど上らないといけない名物駅。付き合い始めの頃のピロートークで,どれだけ駅名知ってるかを言い合ってる時,4番目くらいにか〜つが放った駅名なんだな。「むむ,こやつ,できる・・・」と思わされた一瞬であります(笑)

 そんなことをやってると,時間の経つのは早いもので,いつの間にかバスは勝連半島に。

 「・・・二人とも,時間表示は見てないよね」
 「うん」
 「さて,勝連城跡には,何時何分に着くでしょう?」
 出たー。到着時間当てっこクイズ(だから,おまいら歳いくつだ???)
 「今何時かもわからないのにーーーー」
 「さあさあさあ」
 「・・・8時21分」
 「自分は18分ね」
 「で,今は?」
 ピッとスマホの時計アプリに切り替えたか〜つ。
 「・・・8時25分だった;;;」
 「とっくに過ぎてるやないかーい!」
 「でも,近かったから,Hiroshiの勝ち〜♪」
 「わーい♪」(ホンマに,おまいら何歳やねーん!)



  1. 2017/05/07(日) 01:12:50|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.6218:巡り合わせの良かった3年ぶりのバストリップ(1)

 5月5日,朝6時半。昨日のお天気が嘘のような,曇り。
 iPhoneのアラームで目を覚ました僕は,顔を洗って,それでも念のため頭部と首筋,腕に日焼け止めクリームを塗って。
 えーと・・・今日は何着て行こう?
 白Tにチェック柄の薄い半袖シャツ・・・はありがちだな。薄暗い感じだから,今日は派手めに真紅の半袖ポロにしよ(実はこれ,か〜つが何年か前に買ったユニクロの福袋に入ってたヤツ。サイズがSで入らなかったから,くれたのさ)。

 ウェストポーチにiPhone6とiPad mini,何かの時のための常備薬,バス待ち時間に二人で食べる朝ご飯代わりのクリーム玄米ブランを入れて。
 では,と開けた玄関ドアの向こうの空は,ほんとにどんより。安謝橋のバス停に向けて歩いてる間にも,小さな雨粒が思い出したようにポツリ。
 7時の約束で10分前に着いてしまう,ないちゃー気質。うちなーんちゅのか〜つの姿は,勿論見えない。理由なく遅れることはない人だけど,早く来ることもない人(笑)
 目当てのバス路線は52番与勝線。これだと,勝連城跡前に停まってくれる。バス情報に強いか〜つが,迂闊にも気づかなかった路線。
 えーと,通過時刻は7時20分。いいんじゃないですかー? じゃ,ま,とりあえずか〜つが来るまで読書でも・・・とiPad miniを立ち上げたところで,向こうから登場。着ているのは,チェックの半袖シャツ(汗)

 「あー良かった,かぶってない(笑)」

 ・・・なんなら,今から戻ってチェック柄に着替えて来て差し上げてもよろしくてよ? 色も青と緑系でそっくりだし(笑)

 「でも,それ似合ってるよね〜♪」
 「え?そ,そうかな〜」
 「うんうん,あげて良かった〜♪」

 ってなバ会話を交わしている間に,上空の雲はどんどん厚くなってきて,大きめの雨粒がポツリと落ちてきたかと思ったら,いきなりの本降り・・・って,オイッ!
 バス停前の建物の軒下に避難する間に,濡れて流れになる歩道。

 「・・・何年か前に,こんなことなかったっけ???」
 「いきなり梅雨入り宣言の土砂降り,ね。さすがに,それはないでしょ・・・」
 「だよね〜」(→久高島,リベンジしたのにこの仕打ち(1))

 二人して見上げた空は,それでも一部雲が薄くなってきたような。・・・沖縄の天気お得意のスコールもどき?

 ポーチからクリーム玄米ブラン2種,食べる?と聞いてみたら,「後で二人で食べようね〜」。どうやら出る前に何か食べてきたらしい。それじゃ,と仕舞い込んだまま,最後まで忘れられていた(爆笑)
 この間に,iPhoneのカメラアプリ「ProCam 4」の設定をいじって,撮影画像にGPS情報を書き込むようにした・・・つもりが,ついでにジオタグというものも画像に入れ込む設定をしたらしく。画像全ての右下に撮影地名が勝手に入るようになってしまったというね。iMacに取り込んで初めて気づいたよ・・・(汗)
 しかも,その地名がけっこういい加減というおまけ付き(下の画像,正確には那覇市なのですよ,ぎりぎりで)



雨の安謝橋バス停




  1. 2017/05/06(土) 00:51:03|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.5420:崩れて,涸れた・・・

 多大な被害を出した熊本の地震。
 バイクに乗っていた頃,フィールドにしていた阿蘇も南側を中心にかなりの被害が・・・
 その中でショックだったのは,この二つ。


朝日新聞記事:阿蘇の「ラピュタの道」崩落



 僕がYAMAHA XJ400S(ディバージョン400)で走り回っていた頃,この道はまだラピュタの道と呼ばれておらず,無名だった。観光客もほぼ0。
 地元の人のために外輪山を上る作業道で出会う車もなく,カーブごとに移り変わる眼下の景色と,彼方の阿蘇を目にしながらのんびりと走れる道だった。
 上りと下りと,それぞれ違う走りと眺めが楽しめる道だった。


朝日新聞記事:「水の国」熊本に異変



 この記事に取り上げられた「汐井社水源」が,以前にエントリで取り上げた匿名の水源だった。
 太鼓橋が架けられたりはしているものの,徒らに観光地化されていない,だから物見遊山の人も来ることのない,地元の人のために水を与えていた水源だった。
 池の底から,静かに静かに,でも間違いなく大量の水を湧き出させていた神域の水源だった。


阿蘇・白川水源 〜湧き出る静けさ(1995.09)



 道は,作業用ではあるし,コンクリート擁壁で固めての復活もあるだろう。
 しかし,水脈が切れたかもしれない水源は・・・潤していたあの緑の田はどうなるのか。水の女神が機嫌を直してまた水脈を繋いでくれないだろうか。

 この他にも,崩落した阿蘇大橋の近くの柱状節理の露頭は大丈夫だろうかとか,常宿にしていた阿蘇市のペンション村乙姫村は無事だろうかとか,南阿蘇鉄道,JR豊肥本線はいつ元に戻るだろうかと,気になることは多々あるけど。

 ・・・人は自然にはかなわない。



  1. 2016/05/10(火) 09:15:55|
  2. 九州,中国,四国
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.5174:末吉宮の足下

 小径を上って,末吉宮拝殿の足下へ戻る。
 石段の下のアーチを左手に見て,山手側の入口へと上ってみる。
 前に来た時は本殿の朱塗りが見えたのだが,今日は茂った緑に隠されてちらりとも見えない。樹々に埋もれた感じ。
 石の上で危うく滑りそうになりながら,戻って宮の足下を廻る小径を辿ると,ぱっくり縦に割れた岩。雨水で石灰岩の弱い部分が溶かされてこうなったのか,それとも風化で割れてずれ落ちたのか・・・この宮はこうした自然の岩の雰囲気が,「もの凄さ」を感じさせてくれる。それが気に入っているのだが。


末吉宮



 傾斜はさほどないのに,落葉と湿った泥,転がる石ころの相乗効果で歩きにくい路面。晴れた日でも,緑に覆われて陽があまり当たらないから,完全に乾くことはないんだろう。
 もう少し行くと,根ごとべりっと剥がれて倒れた木。様子から察するに上から落ちたんじゃなく,左の岩壁に張り付いていたのが風のせいか,それとも自重に耐え切れずこうなったのか。亜熱帯の植物は,面白い生え方をする。


末吉宮
Google Map末吉公園






  1. 2016/01/22(金) 13:08:50|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

No.5169:末吉宮のまわり

 えっちらおっちらと磴道をを上ると,やっと末吉宮が見えてきた。
 左手にある小さな絵馬掛けには,真新しい願い事の絵馬や白い和紙の御神籤がびっしり。皆さん,新年のお詣りに来られたようで。ちらりと一つを見やると,「高校合格」祈願・・・無事に受かるといいね。
 反対側の小さな社務所に灯りが。新年だからなのか,それともたまたま今日がその日だったのか,兼轄している波上宮から神官が詰めているわけだ。
 前を通る時に,軽く会釈して「お訪ねしますよ」の挨拶。
 拝殿の前に上ると,今日は神官が詰めているためか,扉が開いてる。もっとも,通常の参拝は高い石段の下で,ということになっているらしい。

 一礼して,そこにおわす神々に敬意を表しておいて。拝殿の下に降りる。
 左に行けば,すぐに石段をくぐる石のアーチに出るところ,今回はそのまま茂みに続く小径を辿ってみる。
 しばらく行ったところに現われたのは,石灰岩の断崖。前面が少し開けているので明るいけれど,上から樹の根が絡み合って下りてきている姿が異様。何やら水が少しずつ浸み出しているような・・・見ると「子の御方水」と刻まれた碑があって,水神の拝所。


末吉宮の近くの拝所



 ここで小径は二手に。「子の御方水」の前を通って更に先に向かうのと,下方へ行くのと。
 先に進むと,どんどん行ってしまって収拾がつかなくなりそうなので,ちょっとだけ下へ降りてみる。
 10mも下ると,また巨岩。足下の地面が抉れて,オーバーハングになっている。羊歯がそこから頑張って生えて逆さまに葉を広げているのも,また異様。何かありそうな雰囲気だが,特に拝所らしいもの(香炉とか)は見当たらず。ただ,根元近くの小岩の向こう側に真新しいカップ酒のガラス瓶があったので,やはり誰かが拝んでいるのかもしれない。ただの酔っ払いがここまでくるわけはないので。
 オーバーハングの向こう側にも踏み分け道っぽく見える空間があったが,進むのはやめておく。


末吉宮近くの拝所

末吉宮近くの拝所
Google Map末吉公園




BGM NOW
聖飢魔II/嵐の予感 [Live][★★★★]
  1. 2016/01/20(水) 09:39:58|
  2. 沖縄
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

Ikuno Hiroshi

Author:Ikuno Hiroshi
Self
↑現在  ↓過去の一時期
755860.jpg
広島から沖縄へ移住した100%ゲイ。
年齢不詳に見えるが五十路を越えた。
ハッテンバで出逢った10歳下の相方と
・・・何年目だっけ? でも,いつも
いちゃいちゃ熱々バカッポー実践中。

LC630以来の筋金入り林檎使い。
Power Macintosh 7300
→ iMac(Blueberry)
→ eMac
→ iMac (20-inch, Early 2009)
虎→雪豹→獅子丸
→山獅子→寄席見て
→得甲比丹
そして,満を持してiPad mini!
更に,iPhone6!
ネットはNiftyServe以来の古参兵。

ついでに典型的なB型的性格。
パタリロのギャグは
ほぼ暗記しているらしい。
猫・犬複本位制だったが,
現在は,猫本位制に移行。
芸能・スポーツ以外の雑学王(笑)

HIV関連

財団法人 エイズ予防財団

HIV検査・相談マップ

読書中の本(2017.May.26~)

honto
時間の古代史 霊鬼の夜、秩序の昼

ISBN :978-4-642-05705-9
三宅 和朗著
吉川弘文館歴史文化ライブラリー(1,836円)

過去の『読書中の本』一覧

最近の記事

コメントツリー

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

月間アーカイブ

plugin by カスタムテンプレート

カテゴリ

お気に入りリンク








旅先写真館
風景・街並み



ゲイリンク

SindBad Bookmarks
SindBad Bookmarks

All About [同性愛]
All About [同性愛]

にほんブログ村 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)
にほんブログ村
同性愛・ゲイ(ノンアダルト)


ブログ内検索

RSSフィード

管理者運営サイト

このブログをリンクに追加する

連絡先