The 3rd. ..........なべてこの世はこともなし

 1999年に沖縄移住したゲイが垂れ流す身辺雑記,気になる記事,年下彼氏とのノロケ,過去旅話。

No.6243:巡り合わせの良かった3年ぶりのバストリップ(6)

 三の曲輪と二の曲輪の間は,人の背丈くらいしか高低差がない。ので,とんとんとん,と木の階段を上ってもか〜つの息は切れない(笑)
 勿論,すぐ横の本来の立派な切石積みの石段を上がっても,構いません。ただ,踏み込み面に微妙な傾斜がついてるので,お気をつけあれ(笑)

 二の曲輪に上がってすぐに目に入るのは,奥行きほぼ全てを使って整然と並んだ礎石。7間×6間の建物,ということになるのかな。礎石の大きさからしても,かなり大きな殿舎だったと思われます。三の曲輪から見ると威圧感,四の曲輪から見上げると壮麗な感じだったんじゃなかろうか。
 これは間違いなく,城主の生活空間などではなく,見せるための政治的空間。実際の生活の場は,四の曲輪や丘の向こう側の東の曲輪,ということになるんだろう。内地の城郭と同じだね。
 そして,この礎石群の四隅にある隅丸方形の石組み。礎石と比べても不釣り合いに大きくて,巨大な飾り柱でも支えていたのか?とも思うけど,中の穴は土のようだから重量を支えるには不向きのようだし。この石組の用途は,未だによくわかってないそうな。この辺が,首里城などとは違って,王府時代に既に廃絶してしまって記録が残らない遺跡の弱み・・・

 殿舎跡の背後,一の曲輪への急斜面との間にウミチムンという火の神(ヒヌカン)を祀る御嶽があるのだけどね。やっぱり何も感じない。中城城跡にある御嶽も,そうだったな。久高島などの御嶽や拝所と何が違うんだろう,と不思議に思ってる僕を尻目に,か〜つはそこらをぶらぶら。
 そう言えば,以前来た時には,このヒヌカンの茂みに巨大な蜘蛛さんがとても丈夫な網をかけてたのに引っかかったことがあったっけ。差し渡し1m半くらいあって,気づかずに顔に当たっても,ぐにん,となっただけで切れなかった。幸い(?)今日は,なかったけどね。
 この近くに,ウシヌジガマ(お凌ぎガマ?)という小さな洞穴があって,説明板には一の曲輪の洞穴と繋がっていて,城主の阿麻和利が落城時にこれを使って逃げ延びたという伝説があると記されていたけど・・・最近の調査で,自然洞穴で行き止まりだったことがわかったそうな。ロマンが一つ消えちゃいましたな(苦笑)

 殿舎跡の基壇に立つと,向かいの丘陵=東の曲輪がほぼ同じ高さ。相変わらず流れてくる霧に,そこにある高い建物が隠れ気味になるので,昔を偲ぶのにはちょうどいい。

 「お陽様が出てないから,暑くならなくてよかったねえ」
 「ほんとほんと。初っ端土砂降りになった時はどうなるかと思ったけどさ」
 「なんか巡り合わせ,いいのかもね〜今年は♪」

 などと喋りながら,か〜つと二人してしばらく眺めを楽しんでると,いつの間にか爺様二人連れが追いついてきたので,二人だけの世界を求めて(笑)更なる高みを目指すことに。
 一の曲輪へも,四の曲輪から上がる階段道と同じように,石の階段がぐるりと旋回するように取り付けられている。ただ・・・その段?は自然石に近い石がごろごろと埋め込まれているだけなので,歩きにくいし,琉球石灰岩の常で濡れると滑りやすい。
 一応通れるようにもなってるけど,安全のため脇に木の階段がちゃんと設置されているので,足に自信のない人はそちらをどーぞ。
 で,アラフィフとぎりぎりアラフォーの凸凹コンビは・・・石の方を登りましたともさ(笑) 並んで行きたいところだけど,幅が微妙なのとどの石を踏めば安全かを見極めるために,身が軽い僕が少しだけ先に。

 「今の石滑りやすいから気をつけて〜」
 「ほーい」
 「足下大丈夫?」
 「だいじょぶだいじょぶ」

 要所要所で振り返り,か〜つの無事を確認しながら(って大袈裟だな 笑)上っていくと,一の曲輪の城壁に取り付いたところで,木の階段が途切れて石階段に合流。ここから先は,このごろごろ道だけ。
 でも大丈夫,少し行けばちょっと平たくなるし,その後一の曲輪に上がるところはちゃんとした石段になってるから。

 「ハイ,着いた〜♪」
 「はー・・・いい眺めだねえ〜♪」

 階段から鍵の手に設けられた一の曲輪の入口で振り返ったか〜つが,嬉しそうに。
 そうだねえ。ここ,標高はそれほど高くないと思うけど,ほぼ独立した丘陵で比高があるから,眺望は「絶景」と言ってもいいレベル。



勝連城跡
礎石よりも大きな石組み遺構。同じものが四隅にある。向こうに見えるのは東の曲輪。

勝連城跡
一の曲輪の際から下を。
Google Map




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  1. 2017/05/17(水) 08:06:12|
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Ikuno Hiroshi

Author:Ikuno Hiroshi
Self
↑現在  ↓過去の一時期
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広島から沖縄へ移住した100%ゲイ。
年齢不詳に見えるが五十路を越えた。
ハッテンバで出逢った10歳下の相方と
・・・何年目だっけ? でも,いつも
いちゃいちゃ熱々バカッポー実践中。

LC630以来の筋金入り林檎使い。
Power Macintosh 7300
→ iMac(Blueberry)
→ eMac
→ iMac (20-inch, Early 2009)
虎→雪豹→獅子丸
→山獅子→寄席見て
→得甲比丹
iPad miniは2017.06.08に退役,
以後はiPad mini4(Gold)に。
更に,iPhone6!
ネットはNiftyServe以来の古参兵。

ついでに典型的なB型的性格。
パタリロのギャグは
ほぼ暗記しているらしい。
猫・犬複本位制だったが,
現在は,猫本位制に移行。
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読書中の本(2017.Jul.21~)

honto
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