The 3rd. ..........なべてこの世はこともなし

 このブログは,ゲイのIkuno Hiroshiが日記的文章と撮り溜めてきた写真を垂れ流します。たまに(しょっちゅう?)ゲイゲイしい文章と毒があるので,ご注意あれ(笑

No.724:バックハー(Bắc Hà)からハノイ(Hà Nội)へ 3[写真-ヴェトナム]

 まだ集合時間にはなっていない。退屈しのぎに,市場に顔を突っ込んでみた。
 門をくぐると細い通りの両側にシートで小屋掛けした店がずらりと並ぶ。入口近くには果物,それから野菜,雑貨に肉魚と続く。魚は小さな鯉みたいなものから大きな鯰まで。
 肉売り場には,小さな竹籠に押し込められたアヒルの神妙な顔。こうして見るとかわいそうな気もするが,でもおいしいのだ。


baoyen1.jpg 口をさっぱりさせる姫リンゴをまた一袋買い求めた。200gで1000ドン。売り手の若い女性はあまり外国人に慣れてないのか,すごくはにかむような表情を見せた。
 そうこうするうちに,ぽつりとやってきた。すぐにばらばらと大粒の雨になる。市場の人々は慌てて商品を濡れない場所まで退避させたり,大きなパラソルを差しかけたり。
  そろそろ僕もミニバスに戻ろう。


 10時,小雨の中をバオイェン出発後,僕も遂に睡魔に襲われて気持ちよく眠り込んでしまった。サパへ向かった時と違って,乗り心地がよかったので頭をぶつけることもなく,従って目も覚めない。

 ドァンフンに入ったところで,やっと目が覚めた。既に13時,昼飯だ。店は行きと同じ食堂。
 だが,正直のところあまりお腹は空いてない・・・Phở Xào Thịt Bò(フォー・サオ・ティット・ボー,牛肉入り焼うどん)にしておこう。
 食後,あの子供たちがまた蹴鞠もどき(ダーカオ)で遊んでいるのにフランス人二人組がまたしても参加。子供たちも楽しそうだ。

 14時出発。
 すぐにまたうつらうつらとしてしまう。時々はっと目覚めては,姫リンゴを齧って水を飲んで,また睡魔の虜になる。
 完全に目が覚めたのはハノイ北郊。有料橋の手前あたり。
 道路際をブルドーザーが掘り返して整地作業をしている。よく見たら土饅頭・・・墓地だ。
 墓といえば,不思議に思っていることが一つ。この土饅頭墓,田圃のど真ん中にも平気で鎮座しているが,どういう基準で場所を選んでるのだろう? 韓国みたいに風水のようなものが関係してるのだろうか?

 今まで見てきた北部の農村の姿に懐かしいと思いながらも,何か頭の中に引っかかっていた違和感------というほどではないが,「ん?何かが違う・・・」といった感覚------があった。
 疾走するミニバスの中からぼんやり近郊農業地帯風の景色を見ながら,その理由がやっとわかった。鳥だ。田地に鳥がいない。中部には白鷺などが飛び回ったり餌をついばんでいたりしていたのだが。それに雀の類いもほとんど見かけなかった。生態系が違うのか,それとも・・・。

 紅河を跨ぐ高い橋。脚下を走るラオカイ行きのレール。真新しい砂利にコンクリートの枕木。雲間から射す日光にレールもぴかぴか。ごく最近補修したようだ。ラオカイ経由の中国との交流に力を入れているということなのか。

 17時半,ミニバスはハノイ中心の玉山祠前に到着。ここでツアーは解散となる。3泊4日のツアーを取り仕切ったガイドに,皆から盛大に拍手が送られた。
 途中で仲良くなった人々が互いの連絡先を教えあっている。隣のアメリカ人はPalmPilotに相手の電子メールアドレスを入力している。学者先生と僕もお互いのメールアドレスとURLをメモした。

 たむろしているタクシーに乗って,ヴィエトタン・ホテルに戻る。ちょうどNinhさんが受付にいた。お互いにっこり。
 「どうでした? サパは」
 「よかったけど,行帰りで疲れましたよ。・・・それで,明日のホァルウツアーなんですけど」
 「ああ,ちゃんと申し込んでありますよ。出発はね・・・」
 「それなんですが,キャンセルしてもらえます? くたびれちゃったから明日は市内でゆっくりしたいんです」
 「いいですよ」
 でしょうね,とくすっと笑った顔に,わがままを言ってごめんなさいと謝った。ヴェトナムの人の笑顔はほんとにすてきだ。・・・騙されることもたまにあるが。

 荷物を置いて,晩ご飯をどこで食べるかしばし考える。
 ガイドブックには,近所に「チャー・カー・ラ・ヴォン」という店があると示していた。そこへ行ってみよう。
 そこは専門店というだけあって,メニューはハノイ名物のチャーカー(Chả Cá)だけしかない。
 コンロの上に年季の入った黒い浅鍋。そこにターメリックか何かで色づけされた雷魚(白身)の切り身と香菜や野菜を入れて炒め,それをソーメンもどきのブンの上に乗せて食す。熱々で,うまい! ビールの333も進む。
 ほろ酔い機嫌でホテルに戻り,シャワーを浴び,この4日間のことをとりとめもなく思い浮かべながら眠りについた。



Chaca.jpg
Googleマップ Bảo Yển → Đoan Hùng → Hà Nội, Vietnm(1997.12):クリックで拡大



 サパの写真紹介から始めたこのシリーズ,途中から旅行記に変化してしまって・・・ハノイ→サパの部分を次回からしばらくアップしますね(順番が逆ですが;;;)



BGM NOW
平井堅/KISS OF LIFE[★★★★★]
  1. 2008/05/16(金) 15:21:05|
  2. 北部(越南)
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Ikuno Hiroshi

Author:Ikuno Hiroshi
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↑現在  ↓過去の一時期
755860.jpg
広島から沖縄へ移住した100%ゲイ。
年齢不詳に見えるが実は四十路半ば。
ハッテンバで出逢った10歳下の相方と
・・・何年目だっけ? でも,いつも
いちゃいちゃ熱々バカッポー実践中。

LC630以来の筋金入り林檎使い。
先日eMac→iMac,虎→雪豹に。

ついでに典型的なB型的性格。

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